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設計担当ブログ

住まいを語る ~ひかりについて2(北欧編)~

2018/12/03

こんにちは。設計の中込です。
前回からの続き。住まいを語る。
今回も北欧で出会ったひかりの美しさを
感じた建築のご紹介になります。

住宅もそうですが、建築には自然のひかりが不可欠。
ひかりによって空間は息づき、生命感を帯びます。

そのひかりを特に感じた北欧の建築は、
ひかりへの憧憬と渇望から、
他の国にはないひかりの扱いがとても上手な
建築が多数あるのだと思います。

ひかりは直接そのものよりも、
ひかりで照らされた空間、
素材、陰影が、美しく、
またなにより居心地の良さを空間に
もたらしています。

そんなひかりに着目してご覧いただきたい建築です。

ご紹介する建築は、
フィンランドのユヴァスキュラにあるセイナッツァロの村役場、
1953年にアルヴァアールトが設計した、
アールトの最高傑作とも呼ばれている
ヒューマンスケールの愛らしい村役場です。

スケール感がよく、居心地のよい
こんな役所いいなぁ~と
思わせてくれる建築です。

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どこを写した写真だかわかりますか。
ハイサイドライトで照らされた板張りの天井を
写している写真です。
(…広角レンズが安物で、ゆがんでおりますが。)

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ひかりに照らされた天井板張りは、
とても好きです。
木にスポットライトが照らされ、
木の表情が浮き彫りになり、
活き活きとした素材の良さを
感じる事ができるからです。
陰影も素敵ですね。

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素焼きのレンガに強いひかりがあたり、
色の濃淡ができています。

アールトはレンガを自然素材として取られていたようです。

風化すると自然素材と同じように風化し、
癖がなくなり、自然と一体になる感じが
するからだそうです。

この村役場はレンガだらけの建築です。
イタリアの中世の街並みにも影響を受けているようです。

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いや~いいんです。
これだけ素材感剥き出しでも、
飽きが来なく気持ちの良い空間です。

とくにアールトの建築では、
北欧の貴重な自然光を十分、
部屋の奥へと導く事ができるよう、
ハイサイドライトを多用しているようでした。

日本では、メンテナンス、
特にお手入れ面で少し難がある為、
計画の際には、熟慮が必要ですが、
ここではそれを吹き飛ばすぐらい、
とてもいいんです。

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こちらは役場の議会場です。
唯一ダイナミックな空間。
木組みの天井。
蜘蛛の巣のような天井にある
トラスが有名な空間です。

いいひかりを感じます。

特に気持ち良さを感じて頂きたい
写真はこちらです。

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上部からのやさしく、ふりそそぐような、
ひかりに照らされた座席は
何とも居心地がよさそうです。

さらに湾曲した木のベンチがいい感じです。

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エントランスロビーの写真です。

窓を覆ったツタがいいグリーンカーテンに。
気持ちの良い明るいグリーンを感じる空間。

この村役場の魅力はひかりだけではないのですが、
今回はひかりに絞ってご紹介させていただきました。

ひかりを意識すると普段なにげないところに
潜んでいたり、この時期、この時間帯に
あるこの方角のひかりがとてもいいんだ
という事に気づいたりします。

ひかりを意識すると
建築がより深く、興味深く
感じていただけるかと思います。

偶然出会った美しいひかりを、
偶然ではなく、必然として計画し、
設計するのが、匠です。

建築は深い。
…深すぎる。
…だからおもしろい。

続きは次回。

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中込

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