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設計担当ブログ

2019/02/18

こんにちは。
設計の中込です。
前回からの続き、住まいを語る
今回は「風景の継承」

前回は「継承」と題してスペインバロセロナの
サクラダファミリアに関わる職人さんたちのお話、
ガウディの思いを引き継ぐ、継承についてお話させて
頂きました。

今回は「風景の継承」。

私たちの行っている住まいづくりは、
ゼロから全く新しく
生まれるものはそうありません。

すべて既存にあるものを用い、すでにある思い、
すでにある考えをもとに、住まい手と自分たちの暮らし方、
それは今の暮らし方、これからの暮らし方を考え、
不自由のない、豊かさを伴った、現代という
時代性を加味した住まいづくりを行っています。

言いたいのは、すでにある前例と言いますか、
すでにあるお手本や理想みたいなものを参考に
しているという事。

全くなにもない所から生まれているという事ではないという事です。

そしてなかなか暮らしと直結するイメージを持てないのが、
外観かもしれません。

日本の住まいの外観は年々、
貧しくなっているように感じています。

これは大きくは経済の問題だと思いますが、
日本の風土や伝統がもっている日本建築の
美しい佇まいみたいなもの、
お庭と一体となったその場所の風景となるような外観を、
今の日本の住宅事情、すべてに当てはめるのは難しい事だと思います。

…ですが、そうは言っても、
日本の住まいづくりに関わる人間には、
そういった外観に関する事も、
大きな責任感を持って、より良い住まいの
佇まいを考えなくてはならない。

住まいをつくる人間は地球という台地の上に
風景をつくる事が許された唯一の存在。

第2の神と言われており、とても責任が伴う仕事。

この事をないがしろにしてはいけません。

そういった外観の事を意識しながら
計画させて頂いた事例をひとつご紹介させていただきます。

計画がスタートしたのはもう今から2年以上前の事になります。

1年ぐらい前にお引き渡しをさせて頂いた建替えの計画になります。

2019.2.18ng1

一番最初に打合せの為にお伺いした元々の住まいの外観が
とても印象的でした。道路から玄関までのアプローチに施された
日本の庭。植栽(松、つつじ)や景石、飛び石で
日本の和を感じながらお客様を玄関先まで引き込み、
平屋の妻側の控えめな外観に、ようこそとお迎えする玄関庇。
その様子、佇まいが、とてもよくて、何とかこの良さを残せないかと
思いながら新築住宅の計画をしました。

「風景の継承」です。

きっと元々の住まいは、
この場所やこの場所に住む人、訪れた人、通りがかった人に
とってなくてはならない風景として、記憶されており、
こういった日本建築が持っていた佇まいの良さを、
ある日突然、全く意匠の異なる住まいが現れてしまうと
びっくり、そしてがっかりしてしまいます。

今の日本の住まいが失いかけている、伝統とか風土とか
いったものは、何より「誇り」みないなものがあります。
継承したいと思える誇り、残したいと思う伝統、文化に対する誇り。
建築家の堀部安嗣さんが言っていました。
『なぜ建築が生まれたのか…人間の身体の不完全さを補う為。
人間にとって安定した快適な環境を手に入れる為。
そして人の記憶の継承の為。』

大切にしたい考えですね。

2019.2.18ng2

完成し、昨年の年末にお伺いした際の
外観です。

何かしら継承されているのが、伝わりますでしょうか。
永い年月と共に、誇りの持てる住まいになると良いのですが。

続きは次回。

中込

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2019/02/11

こんにちは、設計部の蓮実です。
先日は史上最強寒波の襲来で積雪が懸念されていましたが、
神奈川県はほとんど降雪もなく、交通への影響等もなくて
良かったですね。

ただ、ここ最近は観測史上初という言葉を良く耳にするように、
気象も大きく変化してしまっているので、この先工事にも
影響が出るような降雪が無い事を願いたいです。

さて、話はがらっと変わりますが、
4月で優建築工房に入社して17年目を迎えます。
次女が生まれた年に入社だったのですが、
16年という月日があっという間で、気付けば娘も高校生に。
時の流れの速さに考えさせられるものすらあります。。。

入社して16年。
数えきれないほどの沢山の方々とお会いさせていただき、
仕事をさせて頂きましたが、ここ最近自分が年を取ったな
と思う反面、すごく嬉しい事もありました。

それは入社当時にお世話になっていたお客様のお子様が
ご家庭を持ち、そのお子様がリフォームや新築を考える際に
声を掛けてくださり計画させて頂く事が増えた事です。

当時、小学生、中学生、高校生、大学生と
それぞれでしたがみんな当時の事を良く覚えてくれていて、
自分も家をやる際にはお願いしたいと思ってくれていた方や
ご両親から推薦して頂いた方など理由は様々ですが、
お声掛けを頂きました。
(高校生の息子さんから相談を受けて
縁側で話をしたのも良い思い出です(笑))

なかには親御さん、息子さん各々の自宅のリフォームで
問合せたのが同じ優建築工房だったという、
少し笑えるエピソードもありました。
(さすが親子!好みも一緒ですねと笑っていました)

16年というまだまだ短い期間ではありますが、
月日を重ねてきたからこそ得られる嬉しい御問合せで、
久しぶりにお会いすると、皆さん立派になられていて
当時の思い出話で盛り上がります。(笑)

現在も10年前にご実家のリフォームをさせていただき、
今回、家庭を持ち新築を計画させていただくお客様と
詳細打合せ中でして3月に着工を控えております。

2019.2.11MH模型1

2019.2.11MH模型2

2019.2.11MH模型3

詳細打合せ時に使用した模型です。
母家の隣に建築する為、母家の雰囲気とかけ離れない様、
屋根形状や高さ関係に配慮した計画としております。
内部も様々な部分で一緒にこだわらせて頂いたので
完成が今から楽しみです。

定年までまだまだ時間はあります!
二世代で終わりでなく、三世代が
優建築工房で家造りをして頂けるよう
新しい出会いに感謝の気持ちを忘れず、
日々の仕事に向き合っていきたいと思います!

蓮実

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2019/02/04

こんにちは、設計の平野です。
2月に入りました。
節分で「福は~ウチ!」で室内に撒いた豆、
全部拾ったつもりでも、
年末の大掃除の時にどこかの隙間から
必ず一つは出てきませんか??
2月4日は立春です。
暦の上では春ですが、
まだまだ寒いこの時期は、
陽だまりのなかで過ごすのが
とても気持ちが良いですよね。

hrn2019.02.03hidamari

休日の昼間はダイニングテーブルの窓際に陣取り、
お日さまの温度を背中に感じながら本を読むのが
私の好きな過ごし方のひとつ。

最近読んだ本です。

大きな暮らしができる小さな家
hrn2019.02.03okina

2013年に亡くなられた建築家
永田昌民(ながた まさひと)氏の本。

私は小さな家が好きです。
家は少しコンパクトにして、
その分、
ソトとウチの気持ちが切り替られるような
ちょっとしたアプローチができたり、
外部の空気を感じながらも
室内の延長で過ごせるウッドデッキがつくれ、
小さくても良いので季節を感じられる緑がある
お庭がつくれたり、外部を取り入れることで、
より豊かな暮らしができると思います。

昨年、永田先生が設計された長野県の住宅を
実際に拝見する機会があり、
その空間を肌で感じることができました。

戻ってからは、
見学の際に配布された小冊子に載っていた写真を
穴が開くほど見つめながら間取り図をトレースし、
何が良かったのだろうか?
と思い返してみましたが、
特別ものすごいことをしている、という感じではなく、
(かといって普通、というわけではないのですが)
デザインしました!こんな良い素材を使ってます!
という主張は無く、嫌な感じが全くしない。
全てが過不足なく整っていて居心地の良さそうな空間・・・

そのなんとも言い難い魅力から永田さんのことを
もっと知りたくなり、前出の本を探しはじめました。

普通に本屋さんでは売っていませんでしたが、
某フリマアプリで出品されてたよ、
と中込さんが教えてくれて無事入手(笑)

読んでみて、

永田さんの設計する住まいは、

「そこで暮らす人の五感に寄り添い、
豊かな暮らしの営みを包む大らかな箱」

という考えが核にあることがわかり、
大きく共感すると同時に、
実際に触れた住宅のことを思い返してみて、
「ああ なるほど」と納得できた感じがしました。

ディテールのためのディテールを
設計するのではなくて、
主役はそこで暮らす人であり、
その人たちが「気持ちがいいな、居心地が良いな」と
思える場面をつくること。

一日の時間の流れのなかで、
春夏秋冬の一年を通してそれぞれの季節で、
もっと長い時間を経過したなかで。

そのためには建築の
配置・大きさ、ディテール・素材が
どうあるべきなのか。

それらの要素が全て過不足なく
バランス良く整えられていることこそが、
良い住まいデザインということ!

そうおっしゃられていると、
私は受け取りました。

そんな、
わかったようなことを言っておりますが、
実現することの難しさも
よーくわかっているつもりです…
さあ、頑張ろう。

平野

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